当社は大正8年（1919年）、木製浴槽などを製造販売するために創業し、令和元年（2019年）10月、100周年を迎えることができました。取扱商品はどんどん変化してきましたが、ずっと変わらず「浴室」「厨房」「洗面」「暖冷房」など住まいの中心設備、お湯まわり設備を主力として地域社会のお客様に提案してきました。

永く事業を継続できたのは、お客様からの「信頼」を受け続けてこられた結果だと自負しています。何度も繰り返しご用命いただき、二代三代とお付き合いのあるお得意様が大勢いらっしゃることが私たちの誇りです。これからも永く信頼をいただくために、『半歩先』を歩き続けたいと考えています。
私たちは、住宅設備のプロです。しかし、お客様に上から目線で「これが良い」「こうすべきだ」と提案するのではなく、「私たちの考え方をよく知っていただき」「お客様のことをよく知り」「お客様と一緒に一所懸命に考える」姿勢が『安心』・『納得』・『満足』につながるのだと信じています。

近年、様々なモノやサービスがネットから手に入るようになってきました。しかしAIがいくら発達しても、「お客様に寄り添って」「お客様と一緒に考える」ことは人にしかできないと思っています。 一緒に考える過程こそが『納得』を生みます。お客様のずっと先のほうから断定的に特定の商品・システムをお勧めするのではなく、かといってお客様と全く同じレベルで考えるのでもなく、安心を感じられる「半歩」だけ先の立ち位置から先導できるのが本物の「プロ」です。
ご高齢の方や目の不自由な方を先導するのには、真横ではなく少し先に立って腕をつかんでもらう形が最も安心してもらえるのだと言います。

そんな「プロ」として一緒に仕事ができる仲間に、私たちの中に参加してほしいと願っています。
私たちのライバルも日々成長しています。お客様も様々なところで勉強されています。私たちも負けてはいられません。
たとえ今すぐ出来なくても、真っすぐな姿勢と向上心を持った方を求めています。昨日と同じことしかできないのは「退化」だと思えるくらいの人に来ていただけると嬉しいです。

お客様への心配りも『半歩先』、企業としての活動も『半歩先』、そして全社員の生活が『半歩先』を歩めるよう、努力を重ねていきたいと思います。

ウエノ住機株式会社 代表取締役　上野 喜一郎